◆企業や組織の中で序列にこだわり高い地位を目指すのも悪くありませんが、ストレスno高い人生を歩むことになります。
地位にはこだわらずに、仕事を通して独自のオンリーワンを磨くのが100年時代にふさわしい生き方のように思えるのです。
◆成功への道しるべ、についてのご感想・ご意見大歓迎です。
《ありがとう人間》に挑戦! 100年時代の人生をイキイキと輝く
2026年2月 田中得夫
◆誰もが望むところですが、“ありがとう”の実践で可能になると提案したいのです。
20世紀初頭ジョン・ロックフェラーは石油王として当時の世界一の大富豪になりました。ところが50歳中頃になってガリガリに痩せ、食べ物はまともに受け付けず廃人同然になり、余命1年と診断されたのです。
ロックフェラーはある人の忠告を受入れ、生き方を180度変えて、その富を与えることに専念します。その結果心身共に健康を取り戻し98歳まで元気に活躍する人生を送ったのです。今に残るロックフェラー財団、ロックフェラーセンター、シカゴ大学、医学研究所、美術館、教会等々は彼の後半の人生の賜物です。20世紀初頭、98歳まで元気に活躍できたというのは奇跡です。
◆松野三枝子さん(当時53歳)は、ガンが再発し全身に転移し、余命などもうないという状況で本人も周りも覚悟していました。南三陸町の病院に入院していましたが、そこへ東日本大地震の大津波が押し寄せたのです。多くの患者が一瞬で水の中に消えていきました。松野さんもそうなりかけたのですが、たまたま出した手を引き上げてくれる人がいて間一髪のところ助けられます。
家は高台にあって無事でした。農家なのでお米をはじめ食料の材料は豊富にあります。電気はソーラーパネルが使え、水は井戸で確保でき、イベントに使う大型の釜もありました。 松野さんは「皆を食べさせねば」と我を忘れてご飯を炊いて夢中になって配り続けました。ガンのことを忘れたわけではありませんが、6月になって精密検査を受けたところ、なんとガン細胞は完全に無くなっていたのです。
◆このような事例をどのように考えたらいいのでしょうか?
”ありがとう“ の言葉を誰かに発振することは相手にも私も良い影響を与えますが、”ありがとう“といわれることを行動することは、言葉の何倍もの効果があることがひとつの要因です。
もう1つは、多くの人から感謝され、”ありがとう“の良き波動の影響を束になって受けるからでしょう。
◆”ありがとう“を云われることの利益は、医学的にも大脳生理学的な面からも裏付けられています。アドラーの心理学で有名なアルフレッド・アドラーは医者でもあり、次のような助言をしています。
《私達は普段自分のことばかり考えています。そうすると頭脳が疲労困憊して、「ウツ病」等の精神的な病の原因になります。このような緊張した状態の頭脳を解放するためには他人を喜ばすことを考え、毎日1つは実践することです、そうすれば、「ウツ病」は2週間もすれば治ります》
◆「パッチ・アダムズ」という映画は、実在のハンター・アダムズの事例をもとにした
ノンフィクション映画です。 彼は重度のウツ病になり、専門病院に入院します。
2人相部屋で、相手は自分よりも重傷で幻影に怯えて、落ち込んだり暴れまわるので大変です。 仕方なくその都度、彼の世話をしてやることになります。
そんなことをしていたら自分のウツ病がすっかり治っていることに気付いたのです。
退院後H.アダムスは、その経験を生かし患者に他人の世話をすることを治療の一環に取り入れた病院の建設を呼びかかけ、多くの賛同者の援助もあって実際病院が建設されたのです。
H・アダムズは、他の人のために何かしてあげることは、「私」が人生をより良く生きる(Well Being)秘訣でもあると気付き、その普及のため講演活動にもエネルギーを注いだのです。
人生100年時代といわれます。 ただ長く生きるというより、最後までイキイキと輝く人生にしたいというのは、すべての人がとっです。
“ありがとう”の言葉の反復は、心にも体にもすべてに良い影響を与えますが、“ありがとう”と云われることの実践は、私たちの人生を、更に輝くものとするための見落とされがちな秘訣です。 というのは私自身のためのモティベーションには限界がありますが、他の人から感謝される喜びのためのモティベーションは限界がありません。このことが私達の人生をイキイキと輝かせます。
生き生きと行動する
2026年1月 田中得夫
◆動物園に行くと「動物にエサをやらないでください」という標示がいたるところに貼られています。食べ物を投げたくなる理由は簡単です。動くのが見たいからです。
じっとして動かないトラやライオンを見ても一向に面白くありません。
人間も同じです。人を引き付け、魅力ある人間と思わせるには、生き生きと行動することです。もしあなたが、いつも動きのないノロノロした動作の人間なら、それだけでアイツはつまらない人間だと評価され、誰からも見向きもされなくなってしまう危険があります。
ミスタージャイアンツといえば長島茂雄です。技術や記録で彼を上回る選手は他にもいますが、ミスタージャイアンツといえば長島茂雄です。過剰なまでのダイナミックな動作がファンを魅了するのです。
私は生れつきそんな素質は無いから、とてもできそうにないなど思う必要は全くありません。「Act As If~」(あたかも~のごとく行動する)の原理を活用するのです。
今日から、あたかも生れ付き生き生き人間であるかのごとく行動することです。必要なのは、ちょっとした勇気です。
◆「私はどうして販売外交に成功したか」(ダイヤモンド社)の著者のフランク・ベトガーはメジャーリーグを目指し、ある球団に入団します。ところが3週間でクビになります。 理由は “お前はノロマだから” ということでした。まさかそこまで言われようとは想像もできないことでした。
メジャーリーグどころか、更に下位リーグで、わずかな給与で野球を続けることになります。
しかし彼は決意するのです。球場に現れるや、あたかも100万ボルトの電池を背負っているかのようにキビキビと熱意にあふれグランドを駆け回ったのです。
野球の技術が急に向上したわけではありませんが、それは魔術のような作用をました。 彼の熱意は他の選手まで熱中させ、10日後給与は数倍UPされたのです。
その後カージナルスの正三塁手として活躍するのですがある時、逆モーションでボールを投げた時、肩を痛め野球が出来なくなります。
仕方なく保険のセールスを始めますが、販売の仕事などやったことがなく、悲惨な毎日を送っていました。
そこで野球で経験した、あの「Act As If~」の原理を思い出します。 そしてあたかも生れつき熱意の塊であるかのごとく行動し、保険の販売の世界でもトップセールスマンとして活躍したのです。
◆私は40代半ばの時、それまでずっと務めていたダイフク㈱を辞めて、無謀にもSMIという成功哲学の教材をフルコミッションで販売する仕事をはじめました。
それまで、営業の仕事をしていましたが、トヨタ、ホンダ、三菱、スズキ等から引き合いがあってそれへの対応でセールスとはいえません。
見込み客を探すのも大変ですが、無形ともいえる商品を売り込むのですから、最初は戸惑うばかりで悪戦苦闘の毎日でした。そんな時に、このF.ベドガーの、
この本に出合い、繰り返し読んでいました。
そしてある時から事務所を出てから、見込み客のところへ行くまで、
「生き生きとした気持ちで、生き生きした動作で、生き生きした顔の表情で、生き生きと目を輝かせて商談する」を、ずっと反復しながら訪問し、その勢いで商談するようにしました。
4年位たってSMIジャパンの総責任者であった有田平氏より、本部でセールス・トレーナーの仕事を兼務してをしてほしいという依頼がありました。ただ私よりもっと売っている人は沢山いるのです。
不思議に思い尋ねてみると、有田氏は、田中さんを見て売れるセールスマンとは誰も思わない。だけど実は結構売っているのを知ったら、SMIの仕事をやろうかどうか迷っている人が、あの人でも売っているのなら自分も出来そうだと思うようになるから是非やってくれといことでした?
「量子力学」と「幼児用プログラムISP」
2025年12月 田中得夫
◆「量子力学」は、私たちにとっては知ろうとすればするほどわからなくなってしまう難解な学問ですが、単純に関心と興味が惹かれるのは、人間の意識が万物を構成している「素粒子」に影響を与えている、また与えられるという点です。このことが実験(二重スリットの実験)を通して証明されているのです。
ということは「私たちの意識によって現実を変えることができる、私の意識次第で思い通りの現実をつくることができる」 ということになります。別の言い方をすれば「思えば叶う」は科学であるということです。
「そんなこと、とても信じられない、たまにそういうことはあっても、多くの場合私が望んでいないことばかり実現されている」と反論されるかもしれません。
「意識」についての正しい理解が必要なのです。
「意識」には、「顕在意識」(自覚できる意識)と「潜在意識」(自覚できない意識)があり、「意識」を100とすると、「顕在意識」は5~10%、「潜在意識」は90~95%です。結果はほとんど「潜在意識」次第なのです。
そのためにやるべきことは明白です。実現したいことのアファーメーションやビジュアリゼーションを徹底して反復し、それを「潜在意識」に確実に伝えることです。ただ、出来ないのではと疑念を持ちながら実践していることが多いのです。「量子力学」の知識があれば、この実践を「確信」をもって出来ます。
「三つ子の魂百まで」で幼児の頃にすり込まれたことは、良い悪い関係なく生涯影響を与えます。両親がこういった分野のことに深い理解があって、そのための理想的な環境を幼児に提供してあげることができればどんなことが起るでしょうか。
2011年生まれで現在14歳のバイオリニスト吉村妃鞠(ヒマリ)さんは世界でも100年に一人の才能との評判です。彼女のお母さんは著名なバイオリニストでした。お父さんも音楽家です。さらにご両親が妃鞠さんのために提供された環境も凄いのです。
生まれた時から全盲だった辻井伸行さん、ピアニストとして信じられない活躍をされていますが、お母さんがそのような環境を提供された結果です。
私達の多くは吉村妃鞠さんや辻井伸行さんのご両親のようなことはできませんが
SMIの幼児用(0~5歳)のプログラムISP(I am a Special Person)「私は特別な人」を利用すれば、それに近いことが可能です。
◆30年以上も前ですが、私が脱サラしてSMIの教材の販売の仕事を始めた頃、凄い販売実績をあげる寺下聖子さんがおられました。ただ数年後SMIの熱心なクライアントさんと結婚され完全に仕事から退いておられました。
年月が流れ、彼女の息子さんが東大法学部の3年生になっていたので、元所属していた代理店の代表が体験スピーチを依頼したのです。そのとき彼は次のようなことを話しています。
『私の母はSMI販売では凄い実績があったそうですが、父もSMIに関しては熱心で、そんな両親から生まれた私です。母は私がお腹にいるときから胎児教育にISPプログラムを聞いていたということです。
ですから幼児の頃はいつもISPの妖精フラナガン、ケンちゃん、マリちゃんの会話と歌が流れている環境で育ちました。車の中でもいつも流れています。
小4の時、夢のマスターリストというのをもらい、深い考えもなく麻布中学・高校へ行き東大へ行くと書きました。そのせいか、私は当然のことのように麻布中学に入学しました。また私が麻布高校の校門の前に立っている写真を撮ってくれ、それを自分の部屋に貼っていました。
中学生になって自分は周りの人間と少し違うことに気付いたことがあります。
一つは自分のことは自分で決めるのが当然のことと思っていたのですが、友人達は親や他人の意見に従うという人間が多かったことです。
もう一つは、根拠があるわけではありませんが“やろうと思えば、できるはず”と思っていたことです。これは間違いなく、ISPを聞いて育った環境の賜物と思います。
麻布高校に入学できたのはいいのですが、ロックバンドに明け暮れる毎日で成績は落ちる一方、おまけに毎年の文化祭は実行委員になって夢中で活躍する方で、成績は更に低迷してしまいました。それでも、やっぱり東大へ行こうと目標設定し、一年浪人しましたが入学できました。』
「信じることには魔力がある」「信じるものはどんなことでも出来る」と云われますが問題はどうしたら信じるレベルまで高められるかです。
「モノにも命が宿る」は、科学です。
2025年11月 田中得夫
◆昔、カメラといえばドイツ製のライカ、コンタックスといわれましたが、いまは日本の
キャノン、ニコン、ソニー、富士フィルム、リコー、パナソニック等が世界市場を圧倒し90数%を占めているそうです。
車はドイツのベンツ、BMW、米国のGM、フォード、クライスラーが圧倒的に強く日本メーカーはとても太刀打ちできないといわれていましたが、今は日本のメーカーが世界市場を席巻する勢いです
腕時計もスイスのローレックス、オメガその他のメーカーが世界市場で存在感を示していましたが、最近ではブランド力ではまだ多少差はあっても、製品そのものは日本製の方が優れているという評価です。
毎年スイスで時計の精度を競う大会があったのが、いつの間にかなくなったのは日本製が上位を占めそうなので、スイスにメリットがないからといわれています。
他の製品にもいえるのですが、「Made in Japan」 は高品質の代名詞といわれます。その原因は、多分日本では「モノにも命が宿る」という意識があって、心を込めて作るからです。
「命が宿る」を具体的には説明できませんが、物の外観からは明確に、その差を確認できなくても、万物を究極のミクロまで追求した「素粒子」のレベルまでいくと人間の「意識」「思い」は確実に影響を与えていることがわかるのです。
そのことを「量子力学」は実験(二重スリットの実験)を通して証明したのです。ですから良い思いでモノを作ったり、扱えばモノに良い影響を与え、雑な思いでモノを作ったり、扱えばモノに雑な影響を与える、というのはスピリチャルなことではなく科学なのです。
◆竹田和平氏(1933~2016年)は和製バフェットといわれ日本一の個人投資家として活躍され、その面での方がよく知られていますが、タマゴボーロの竹田製菓の創業者です。
戦後に創業した頃、作業ラインの一人が1時間交代で”ありがとう“を反復し、作業者はそれを聞きながらタマゴボーロ作りにあたったということです。
“ありがとう”の波動がタマゴボーロに、良い影響を与えるというのが竹田和平氏の考えでした。実際、昭和40年頃市場のシェアが60%を超え、このままでは100%になってしまう。 競争相手がないと、自分たちを見失いかえって危険と、それ以上シェアは増やさないようにされたそうです。
規模も大きくなり、時代も変わり、今は「ありがとう」を録音して流しているそうですが、今もタマゴボーロに関しては竹田製菓が圧倒的なシェアを占めています。
◆宇都宮市在住の佐藤柄津子さんは、“ありがとう”を反復するようになって10年以上になり素晴らしい体験もお持ちです。
その話とは別で趣味の「焼き菓子」を、ある時から“ありがとう”を口ずさみ心を込めて作るようにされました。するとプレゼントした知人が、皆あなたの作るお菓子は何か絶対に違うと言います。
そんな噂が銀座まるかんの斎藤一人さんにまで知られることになって東京スカイツリーで、売り場を提供できるので、どうですかというお話があったそうです。趣味でやっているのでとお断りされましたが、斎藤一人さんの事務所から、お願いできますかと時々注文があるそうです。
◆矢谷長治(1915~2014)は、若くして院展に入選し絶賛もされたのですが、名が売れると画商に振り回され、自分本来の絵が描けなくなると、以後出展されることはなく、たまに個展だけやる孤高の画家と云われていました。
矢谷さんは毎年11月に、知人からいただく柿を机の上に並べ、その中の何個かをモデルにして絵を描き始めます。出来上がるのは翌年の3月です。周囲の柿は早々に腐ってしまいますが、モデルに選んだ柿は最後まで腐りません。その柿とは対話しながら描き続けるそうです。毎年描くが例外はないといわれます。 柿でもこれほど影響を受けるのなら人間の体はもっと影響を受けるといえます。寿命はありますが、“ありがとう”を口ぐせにしていると、心身共に良い影響を受け元気でいられることを最近は特に実感しています。
「アファーメーション」に「ありがとう」と「量子力学」を
2025年10月 田中得夫
◆何としても達成しなければならい、失敗が許されない目標を前にすると、どうしても頭の片隅では「失敗」を描きながら頑張ることになりがちです。そうすると「潜在意識」は思っていること、即ち「失敗」を実現しようと働いてしまいます。
これは「努力逆転の法則」といわれます。
不可能と思えるような困難な目標であっても、「成功」を「思い」イメージしながら頑張れば、「潜在意識」は無限ともいわれる能力で、思っていることを実現しようと働くのですから、このメカニズムを活用しない手はありません。
◆自己暗示の創始者エミール・クーエ博士(仏)は元薬剤師でした。
彼は薬を患者に渡すとき、その効能を詳しく説明していました。患者は説明された薬の効能を信じ服用するので、評判が良く繁盛していました。ところがある時、患者に間違った薬を販売してしまったのですが、後日その患者から、あの薬が良く効いて治りましたと感謝されたのです。
これがきっかけで自己暗示の強い力に気付き、暗示療法を取り入れた病院を作り、入院患者に次のような「アファーメーション」を反復するように指導しました。
「私は、毎日々々、あらゆる面で、ますます良くなっている」
その結果、信じられない高い治癒率の記録が残っているそうです。
医療技術や薬が不要ということではありませんが、「病は氣から」なら「健康も氣から」という要素も高いのです。
「病名は○○です。余命○○です」(このように断定的には云われないかもしれませんが)と医師からこのような宣告されると、そのことばかり思ってしまいます。これでは治る病も、治らなくしてしまう危険があります。
エミール・クーエ博士は自己暗示について次のような助言をしています
- 意志力と想像力がせめぎ合うと、必ず想像力が勝つ。
- 意志力と想像力が一致する時、その力は和でなく積となる
- 想像することはコントロールできる
客観的には不可能と思える目標であっても、より効果的な「アファーメーション」を作り、それを反復し続けることで想像することをコントロールできるのです。
「アファーメーション」の後に、“ありがとう”をつけて反復するのは、どんな場合でも効果があるので、おすすめできます。
例えば
「私は、毎日々々、あらゆる面で、ますます良くなっている」 より
「私は、毎日々々、あらゆる面で、ますます良くなっている、ありがとうございます」
の方が、効果があるように思われませんか?
◆(株)芦田の芦田衛社長は、脳悪性リンパ腫(ガン)と診断され、このままだと余命数ヶ月と診断されましたが、ガンと耳にするだけでネガティブな思いになるからと、健康な細胞を「ポン」と命名し
《ポンに変わってありがとう》
というアファーメーションを作り反復し続けられました。入院中時間はいくらでもあります。ピンポン玉ほどもあった腫瘍は段々小さくなり6ヶ月後に退院でき、現在も元気に活躍されています。
◆2012年ロンドンオリンピックのボクシングで、金メダルを獲得した村田諒太は次のような「アファーメーション」を作り、そのカードを冷蔵庫の扉に貼って夫婦で唱和し続けました。
《オリンピックで、金メダルを取りました、ありがとうございます》
五輪に出場できるかどうかは開催の数か月前ですが、その3年前から反復し続けたのです。そしてミドル級で見事金メダルを獲得しました。
ボクシングのミドル級は世界で選手層が厚く、日本人にとって大変難しいクラスです。客観的には金メダルは難しい目標ですが、無限力を持つ「潜在意識」は、現実のことと想像上のことを区別せず実現しようと働いてくれす。
「アファーメーション」の実践や、“ありがとう”活用の効果は、その都度、また人によって大きな差があります。その原因は、「確信」をもって実践できているかどうかにあります。不可能と思える目標を前にすると難しいのではと思ってしまいます。 「量子力学」は私達の意識が万物(人にも事象にも、物にもすべて)に影響を与えることを実験(二重スリットの実験)を通して証明しています。この理解が加われば「確信」をもって「アファーメーション」を実践できます。
物に「ありがとう」を発振する
2025年2月 田中得夫
使っている道具に、作っている物に、扱っている商品に、「ありがとう」と言うことについて、思いつくまま事例を挙げてみました。
◆イチローの世界最多安打
イチローは試合が終わるたびに、自分でバットもグラブもスパイクも道具の汚れを丁寧に落としキレイにします。イチローがMLBで世界最多安打を記録した時、下記のような記事が現地マイアミの新聞に掲載されていたそうです。
《イチローは、なぜ世界で一番多くヒットを打てるのか?それはイチローが世界で一番バットを大切に扱っているので、バットがイチローにヒットを多く打たせてやろうとする力が働いているから》 という内容でした。
ピッチャーが投げたボールに対してバットが勝手に反応して、ボールをとらえ弾き返しているように見えることがよくありました。また当たり損ねのゴロが野手の塁間に転がりヒットになったりと、確かにバットが味方しているように思えます。
◆「ありがとう」を言いながら焼き菓子を作ったら
10年以上前になりますが、その頃話題になっていた五日市剛氏著の冊子 《ツキを呼ぶ魔法の言葉》を教材にセミナーをしたことがありました。これから参加者一同 「ツイてる、ツイてる、ありがとう」を口癖にしようということになりました。
セミナーで知り合いになった宇都宮市におられるS.E.さんは、「ありがとう」を反復していると何もかも上手くいくので。ある時から趣味で「焼き菓子」を作る時も「ありがとう」を口ずさみながら作るようにしたそうです。
そうしたらプレゼントした知人が皆、あなたの作るお菓子は何か絶対に違うと言います。そんな噂が、銀座まるかんの斎藤一人さんにまで知られることになり東京スカイツリーで、売り場を提供できるので、販売出来ませんかというお話までありました。趣味でやっているのでと、お断りしましたが、「ありがとう」は物にも確かに影響を与えていますね、とご連絡いただいたことがあります。
◆“お菓子の皆さん、ありがとうございます”(吉寿屋 神吉武司)
「お菓子のデパートよしや」の創業者、故神吉武司氏は、早朝出社されると配送センターのお菓子に向かって「お菓子の皆さん、ありがとうございます」 と大声で反復されていました。同社はお菓子の業界では断トツに利益率の高いことで知られています。お菓子の卸し業で、こんな高い利益率が上がるのは何か不正があるのではと、東京のコンサルから見学させて欲しいという依頼があったほどです。
◆「ありがとう」と声をかけ、タマゴボーロを作った
竹田和平氏(1933~2016年)は和製のウォ―レン・バフェットといわれ日本一の個人投資家として知られていましたが、タマゴボーロの竹田製菓の創業者です。
戦後に創業の頃、タマゴボーロを作る社員の一人が、「ありがとう」を反復します。そして1時間当たり数百円を給与とは別に支払われていたそうです。
「ありがとう」の波動がタマゴボーロに良い影響を与えると竹田和平氏は信じておられました。
実際、昭和40年頃市場のシェアが60%を超え、このままでは100%になってしまう。 競争相手がないと、自分たちを見失い、かえって危険と、それ以上シェアは増やさないようにされたそうです。
◆身の回りの物や道具を仕事の仲間と接するように、「ありがとう」と感謝して扱えば、モノもまた私達のために働いてくれます。
扱っている製品や商品に「ありがとう」と感謝の気持で扱えばビジネスの発展につながります。
日本では「物にも命が宿る」と云われ、その精神でモノづくりすることが[MaDE in Japan]=高品質、の要因になっているのではないでしょうか。
「量子力学」は、万物は究極のミクロを追求していくと、「波動」であることを解明しています。「ありがとう、の想念」も、「物」も「波動」です。「ありがとう」の良き波動を発振すれば、「物」に良い影響を与えるのです。
「ありがとう」のもっと大切な対象があります。それは私自身です。
自分の花を咲かせる
2024年11月 田中得夫
◆アインシュタインは20世紀最大の科学の巨人と評されますが、1年浪人しチューリッヒ工科大学したくらいで、生れつきの大天才ではなかったようです。
大学でも友人のミケーレ・ベッソ―の方が遥かに成績が良かったそうです。ただ彼はアインシュタインのような偉大な人間にはなりませんでした。
ベッソ―の死後、彼の妹がアインシュタインに聞いたそうです。兄はあなたよりずっと勉強ができたのに、あなたのように世界的な偉業を残せなかったのは何故でしょうか?
アインシュタインは、次のように答えています。
“あなたの兄さんは、あまりにもできたので、あれもこれもと目が散って蝶のように生きたからです。私はひとつだけをモグラのように愚直にやり続けたのです。”
◆アインシュタインですらそうなのですから、私達平均的な人間があれもこれもとやれば、なにもかも中途半端で終ってしまいます。
そうならないために、まずは間口を絞ってひとつのことに持てるエネルギーと能力を集中し注ぎ続けることです。 深く掘り下げていけば、穴は大きくならざるを得ません。
◆鈴木鎮一氏(1898~1998)創案によるスズキ・メソードは私達にとって大変参考になるやり方です。
長野県松本市に幼児・子供のためのヴァイオリン教室があります。 そこへの入学はガラガラポンの抽選で、当たれば誰でも入学できました。(今は、そうでないかもしれません?)
その音楽教室から次々と世界に知られるヴァイオリニストが誕生したのです。 その指導方法が「スズキ・メソード」です。
街にあるピアノとかヴァイオリン教室では、何曲弾けるようになったというようなことが話題になりがちですが、それでは趣味の域を脱皮でず、誰も耳を傾けてくれないでしょう。
「スズキメソード」は、まず基本的なヴァイオリンの正しい弾き方を教え、それができるようになると、例えばメンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」のような曲に挑戦します。そしてその1曲だけを何ヶ月も徹底的に練習するのです。
さらに著名なヴァイオリニストの演奏もレコードで聴き、その曲を最高のレベルで演奏が出来るよう繰り返し、繰り返し練習するのです。持てる時間とエネルギーを1つの曲に集中し深堀していくのです。このようにして著名なヴァイオリニストが次々と育成されていったのです。
紙を太陽光線に長時間晒しておいても多少赤茶けるだけですが、レンズで収斂すれば瞬時に燃え上がります。
間口を絞れば絞るほど効果があるのです。
◆ビジネスでも、間口を限りなく絞って、そこに持てるすべてを集中するのです。
大阪で551(ゴーゴーイチ)と聞けば、誰もが反射的に、「551の豚まん」をイメージします。
「551蓬莱(ほうらい)」は、豚マンだけでなく、餃子・焼売・肉団子・ちまき等々の、中華食品の販売していますが、とにかく目玉は「豚まん」です。そして「豚まん」に、そこまでやるかというくらいこだわっています。
大阪近辺でしか売っていないので、東京や名古屋の知人から、来るときは、お土産に「551の豚まん」と頼まれます。駅で買っていこうとすると、たいがい長蛇の列です。ただ「豚まん」はプロレベルで手際よく包装されされて、どんどん列はすすみます。
個人の場合も、間口を限りなく絞り、そこに持てる能力、時間、エネルギーを注ぎ込むことをすれば、これに関しては誰よりも上手くやれるというものを持つっことが可能です。そして独自の「オンリーワン」を持つことができます。
「悟りとは、自分の花を咲かせること。小さい花でもいい。誰のものでもない、独自の花を咲かせることだ」 (坂村真民)
Just Do It(とにかくやってみる)
2024年10月 田中得夫
◆陸上競技のランナーだったフィル・ナイトは、自分が欲しいスポーツ・シューズのアイディアを思いつきます。持ち合わせていたのは、そのアイディアだけでしたが、スポーツ・シューズの会社を作ることを思い立ちます。そして同じやるなら、当時世界のトップブランドであったアディダスに挑戦しようとなるのです。
周囲の嘲笑をよそに創業以来 『Just Do It, Nike!』 を企業理念に掲げ世界一のスポーツ・シューズの会社に成長しました。「Just Do It」 と刻印されたTシャツなどの商品は世界中で販売され、広告の歴史上もっともすぐれたキャンペーンの一つと云われています。
◆何か事を成そうとするなら、“とにかくやってみること”、が絶対必要です。行動を先に延ばせば、準備が整うわけではなく、チャンスを逸してしまうだけです。ところが、私達は、しばしばもっと事前によく調査してからやるべきではないかと行動することを躊躇するのです。
行動すれば、次どうすればよいか教えられます。それを行動に移すのです。この繰り返しの方が圧倒的に確実にまた早く前進できます。
◆数年前結婚した私の甥は、在学中アルバイトしていた会社で、自分の好みの女性に出会います。ただ周囲の人に聞いてみると、彼女には既に、もう決まった男性がいるということです。 直接聞いたわけではありませんので、ダメもとで付き合って欲しいとプロポーズしたところ、案の定断られました。
ところが数日後、妹がいるのだけれど今彼氏がいないみたいだから、よかったら紹介してあげるというのです。ということで妹さんを紹介してもらったら、姉さんより自分の好みである上、自分より年下なので結婚相手によりふさわしいのです。
一日も早く一緒になりたいと卒業し、就職するやすぐ結婚式を挙げました。披露宴で、いきさつを聞いておられた上司の方が祝辞で、「配属されてくるや、結婚祝いを取られるというのは初めてのことです。仕事の方も、是非その精神で、取り組んで下さい」と述べておられました。行動してみると、しばしば予想外の展開が起こるものです。
◆また階段を一段昇ると視界が変るように、とにかく行動してみると、今まで見えなかったことが見えるようになったり、新たな気付きや閃きが得られます。素晴らしいアイディアとか閃きいうものは、じっと考えている時よりも、とにかく何かやってみる、行動してみるときに、出てくることが圧倒的に多いものです。
インスピレーションがわかないから、アイディアが出てこないから、前に進めない企画書が作れないとか、いわれることが多いものですが、本当のところは書き始めないからインスピレーションやアイディアが湧いてこないのです。
◆エジソンが、子供の時お母さんに尋ねました。「お母さん、ガチョウは何故卵の上に座って動かないでいるの?」「ああやって卵を温めていると、ガチョウのひよこが、卵の殻を割って中から生まれてくるのよ」
ある日エジソンが夕方になっても帰ってこず、姿が見当りません。家族が探しまわったところ、エジソンは隣の家の納屋で、わらを集めて巣をつくり、その中にガチョウやニワトリの卵をいっぱい入れてうずくまっていました。
卵をかえそうとしていたのです。みんなは大笑いしましたが、お母さんは笑ったりはしませんでした。彼の肩を抱いて、“試してみないと、何も学べないものね”、と言ってエジソンを励ましたのです。
彼は学校で、電気や機械の理論を系統的に学んだことはありませんが、その精神で、思いついたことや、疑問に思ったことは、とにかくやってみる、実験してみることを繰り返したのです。そこから素晴らしいアイディアや閃きが生まれ、千数百件の特許を取り、発明王エジソンとなったのです。
行動が先、ヤル気は後
2024年9月 田中得夫
オーヘンリーの短編集の中の一節です。
『ある画家が、偉大な傑作を描としていました。彼は自分の描こうとしている絵の素晴らしさを熱心に語り、その話を聞いた人は誰でも興奮しました。
彼の傑作は、彼の名前をダビンチやレンブラントに匹敵するものにするはずでした。
しかし持病のリュウマチが出たとか、気分がすぐれないとか、採光が悪いとかいった理由で、来る日も来る日も絵筆をとろうとしませんでした。
このような状態が、ずっと続いた末、ある日彼はベッドに横たわって死んでいたのです。その画家と一緒に、幻の傑作も葬りさられてしまったのです。』
“やる気”になるのを待って、行動しようとすることで、私たちは人生でどだけ多くの無為な時間を使ってしまっていることでしょう。
気分が乗らないからと、行動を先延ばしにする、グズグズ癖、というもての人が持っているものです。というのは、静止している物体は静止状態を続けようとする物理学でいう「慣性の法則」が働くからです。
しかし、「慣性の法則」のもう一面は、一旦動き出した物体は、今度は動き続けようとする力が働きます。そこでこの法則を上手く利用するのです。
大切な目標達成のために、一大決心をし、気分よく、ヤル気になるのを待っていたらいつまで経っても始められません。小さなことでいいから、とにかく行動することです。とにかく行動すれば達成感を感じ気分もよくなり、ヤル気も更に出てきます。 「行動が先、ヤル気は後」 です。
このことは大脳生理学的にも証明されています。
ドーパミンというホルモンが私達を“ヤル気”にさせます。このホルモンは、脳細胞の中の側坐核から分泌されるので、この側坐核を刺激してやればいいのです。
側坐核を刺激するのは簡単です。「ちょっと行動すること」です?
勉強しなければならないのですが、ヤル気になれないので困っています。どうしたらいいでしょうか?
答え:すぐ勉強を始めることです。
そうすればヤル気が出てきます。 勉強が先、ヤル気は後からついてきます。
“やる気”が出ないので、困っているのに、それでは解決にならないと反論されるかもしれません。 だからちょっと行動するのです。それなら一大決心しなくてもできまです。そうすると、少し“やる気”が出てきます。
そして「慣性の法則」を利用して、更にちょっと加速度をつけ行動するのです。これを繰り返すことで益々ヤル気が出てきます。
これはある著名な文筆家の弟子への助言ですが
ものごとは、準備ができていないから始められないのではなく、始めないから準備ができない。
それと同じで、インスピレーションが湧かないから、文章が書けないというが、実際は文章を書き始めないからインスピレーションが湧かないのだ。
個人的なことですが、この助言は私にとって、この道しるべを長く継続して配信出来ていることに大変役立っています。何かインスピレーショやアイディアが湧いたら書こうとしたら、いつまで経っても前に進みません。とにかく書き始めることで湧いてくるのです。
またあるテーマについてアイディアがあって書き始めることもあります。ところが書き始めると、新たな気付きがあって、たいがい初めに予定していた内容と別の内容になっていることも多いのです。
インスピレーション、アイディアといった類は懸命に考えたら湧いてくるよりも、行動する過程で生まれてくることの方が圧倒的に多いものです。
行動が先、ヤル気は後
2024年9月 田中得夫
オーヘンリーの短編集の中の一節です。
『ある画家が、偉大な傑作を描としていました。彼は自分の描こうとしている絵の素晴らしさを熱心に語り、その話を聞いた人は誰でも興奮しました。
彼の傑作は、彼の名前をダビンチやレンブラントに匹敵するものにするはずでした。
しかし持病のリュウマチが出たとか、気分がすぐれないとか、採光が悪いとかいった理由で、来る日も来る日も絵筆をとろうとしませんでした。
このような状態が、ずっと続いた末、ある日彼はベッドに横たわって死んでいたのです。その画家と一緒に、幻の傑作も葬りさられてしまったのです。』
“やる気”になるのを待って、行動しようとすることで、私たちは人生でどだけ多くの無為な時間を使ってしまっていることでしょう。
気分が乗らないからと、行動を先延ばしにする、グズグズ癖、というもての人が持っているものです。というのは、静止している物体は静止状態を続けようとする物理学でいう「慣性の法則」が働くからです。
しかし、「慣性の法則」のもう一面は、一旦動き出した物体は、今度は動き続けようとする力が働きます。そこでこの法則を上手く利用するのです。
大切な目標達成のために、一大決心をし、気分よく、ヤル気になるのを待っていたらいつまで経っても始められません。小さなことでいいから、とにかく行動することです。とにかく行動すれば達成感を感じ気分もよくなり、ヤル気も更に出てきます。 「行動が先、ヤル気は後」 です。
このことは大脳生理学的にも証明されています。
ドーパミンというホルモンが私達を“ヤル気”にさせます。このホルモンは、脳細胞の中の側坐核から分泌されるので、この側坐核を刺激してやればいいのです。
側坐核を刺激するのは簡単です。「ちょっと行動すること」です?
勉強しなければならないのですが、ヤル気になれないので困っています。どうしたらいいでしょうか?
答え:すぐ勉強を始めることです。
そうすればヤル気が出てきます。 勉強が先、ヤル気は後からついてきます。
“やる気”が出ないので、困っているのに、それでは解決にならないと反論されるかもしれません。 だからちょっと行動するのです。それなら一大決心しなくてもできまです。そうすると、少し“やる気”が出てきます。
そして「慣性の法則」を利用して、更にちょっと加速度をつけ行動するのです。これを繰り返すことで益々ヤル気が出てきます。
これはある著名な文筆家の弟子への助言ですが
ものごとは、準備ができていないから始められないのではなく、始めないから準備ができない。
それと同じで、インスピレーションが湧かないから、文章が書けないというが、実際は文章を書き始めないからインスピレーションが湧かないのだ。
個人的なことですが、この助言は私にとって、この道しるべを長く継続して配信出来ていることに大変役立っています。何かインスピレーショやアイディアが湧いたら書こうとしたら、いつまで経っても前に進みません。とにかく書き始めることで湧いてくるのです。
またあるテーマについてアイディアがあって書き始めることもあります。ところが書き始めると、新たな気付きがあって、たいがい初めに予定していた内容と別の内容になっていることも多いのです。
インスピレーション、アイディアといった類は懸命に考えたら湧いてくるよりも、行動する過程で生まれてくることの方が圧倒的に多いものです。
微差の追求
2024年8月 田中得夫
・日本で一番高い山は富士山です。幼稚園児でも知っています。では2番目に高い山は?と尋ねられて答えられるの大人でも少数です。答えは南アルプスの北岳です。
・世界で一番高い山はエベレストです。2番目を答えられる人は、多分登山好きな人で、もっと少数でしょう。答えはK2です。
1番目と2番目では圧倒的に知名度は差があるのです。しかし高さの差はほんの僅かです。
どんな世界でも同じことがいえます。
・競馬で1着と2着は、ほんの鼻の差か首の差で決まることもしばしばですが、賞金は何倍も違います。2着の馬も同じように懸命に走ったのですが、ほんの僅か及ばなかっただけで、結果は大きく違うのです。
・同じ業種で同じような規模のお店でも売り上げや、利益は何倍もの差が出ますが、この場合も一方が何倍も余計に働いているわけではありません。
◆私達は大きな成果を獲得するには、それに相応した努力が必要だと大差をつけようと頑張りがちです。ところがこれは概して上手くいかないのです。
大差をつけるのは大変です。それをいつも、いつもというのはもっと大変です。
1回か2回大差をつけようと頑張るより、いつも微差を付けることを心掛けるのです。
100やるべきところを、120、130やろうとするのは大変で続きません。100やるべきところを、101か102やることをいつも心掛けるのです。これなら平均的な能力の人でも心掛けさえすればできます。
微差を追求するのです。 ほんの少しだけ差をつけることならいろいろなアイディアも出てきます。
これは誰にでもできる成功する秘訣です。日常生活の中で仕事の中で微差の追及を楽しんではどうでしょうか。“神の業(ワザ)は細部に宿る”といわれます。微差だと疎かにせずに、些細なことを心を込めてやるのです。
次のような実話があります。
ある講演会での出来事です。その会場は入り口で靴を脱ぎスリッパに履き替えるようになっていました。ある女性がスリッパを取り出し履き替えようとしました。そこへ一人の紳士が入ってきて同じようにスリッパをとろうとしたので、彼女は“これをどうぞ” と、持っていたスリッパを差し出したのです。
その紳士は立派な会社の大変なお金持ちの経営者でした。そんな些細なことにまで心使いが出来る女性を、後継者になる息子のお嫁さんにほしい思ったのです。 そしてそのことが実現したのです。
彼女はスリッパを差し出しただけですが、このことは常に微差を追求する心構えがあってできることです。
銀座まるかんの斎藤一人氏は(今は個人の高額納税者が発表されませんが、何回も1番になったことがあります)薬のフランチャイズチエーンを展開されていますが、講演や本で、この微差で大差を付けるのが秘訣と紹介されています。
“お店をきれいにする”、”愛想よくする“、とかあるいは “どこから来たの?”、“遠いところありがとう”、”お客さんオシャレだね“等、とにかくお客さんに一声かけることで、考えればいくらでもでてくるといわれます。
そういった微差の追求で売り上げは、どんどん伸びるといわれます。 日本一の高額納税者の言葉ですから説得力があります。
童話「ウサギとカメ」とその続編
2024年7月 田中得夫
◆落語家の三遊亭歌之助さんは普通の落語だけでなく、鹿児島出身で地元では鹿児島弁の落語をやったり、企業へ出かけて社員研修向けの講演などもされます。 下記はその一部です。
【私は普通の高校を卒業し落語の世界に入りました。林家コブ平は故林家三平(九代目林家正蔵)の長男で落語界のサラブレッドです。私はその林家コブ平と一緒に真打になりました。
その披露の席で、マスコミは一斉にコブ平の方へ押し寄せ、私の方には見向きもしません。余りの悔しさに席を飛び出し、行先があったわけではなく来た電車に飛び乗りました。 そこで時々声をかけてもらっている
故養田実社長(ジュポン化粧品本舗)とバッタリ出合ったのです。
穏やかならぬ私の顔を見て、「どうした!」と尋ねられました。 事情を話したところ、養田社長は次のような話をされたのです。
「ウサギとカメの童話があるだろう。ウサギはどうして、のろまなカメに負けたのか?」と言われたので私は「ウサギはいつでも勝てると油断があったのです。人生は油断してはいけないという戒めの童話だと思います。」と答えました。
養田社長は【本当にそう思っているなら零点の答えだ。カメにとって相手はウサギでもライオンでも、なんでもよかったんだ。なぜならカメは全く相手を見ていないんだから。
カメにとって重要なことは、山頂に立っている旗、つまり自分の目標だ。それだけを見つめて歩き続けたんだ。一方のウサギの方はどうだ、絶えず相手のカメばかり気にして大切な目標を一度も考えることをしなかったんだよ。
君の人生の目標は、コブ平ではないだろう。カメのように自分の道を歩み続けることだよ」と教えてくださったのです。
養田社長の一言で迷いが吹っ切れて、落語家として自分の目標に黙々と歩き続けようと決心出来たのです】
◆私達は成功を、いつも自分と他人との比較において考えますが、視野が広がれば広がるほど、自分より成功している人がいることに気付きます。自分の成功は小さなものになり、心穏やかでなくなるのです。
SMIの創立者ポール・マイヤーは成功とは
「自分にとって価値ある目標を、前もって設定し、段階を追って達成していくこと」と定義しています。
この道で生きると決めたら、その目標に向かって黙々と、歩み続けることです。
「ウサギとカメ」続編
◆ところでウサギとカメの話には続き?があるのです。
悔しくてたまらないウサギは「もう一度レースをしたい」と言ったのです。カメは、快く応じました。
今度はウサギが勝ちました。レース終了後、皆で記念写真を撮ることになりました。勝ったウサギの横でカメが笑っているのです。ウサギは不思議に思い尋ねました。
「君は負けたのに何故笑っているの?」カメは答えました。「最初のレースよりもタイムが良かったからだよ」
あなたの競争相手は、あなた自身です。